つきうさぎ

うさぎ うさぎ なにみてはねる

それでも

「ラブソング」と言えば、という話。

 

クリスマスが近い。ロマンチックな聖夜。

イヴは日曜だけれど、きっと寝ているだろうし、

クリスマス当日は普通に仕事。

仕事納めも近いから、忙しくて仕事終わりに何か、とか、

とてもじゃないけれど体力的に無理だ。

クリスマスに過ごす素敵な彼氏もいなければ、ラブソングに一緒に浸る人もいない。

そもそも、ラブソングと言えば、という話を書くつもりでいる癖に、

ラブソングが殊更に好きなわけではないです。むしろ逆。

映画や舞台、本に殆ど共感を求めない私にとっては、音楽も然り。

音楽の中でも特に、ラブソングはどちらかと言えば、

「得意じゃない」、「これっぽっちも共感出来ない」部類に入る。

ただ、一概に「ラブソングは好きじゃない」とは言わない。

一度、このブログで触れている鬼束ちひろだって、あれは一種のラブソングだと思う。

ちなみに私は安藤裕子も好きだけれど彼女の書く曲も、ラブソングだと思う。

何なら、坂本真綾も好きだけれど、彼女もラブソングを沢山書いている。

多分、ラブソングについては好き嫌いがとてもはっきりしている。

そんな私が一番好きなラブソング、恋の歌は、恐らく、

Moranの「but Beautiful」だと思う。

Moranはもう既に解散してしまったV系バンドだ。私が好きになった頃は、

きっと解散の兆しもとっくにあったような気がする。

ビジュアル面でもとても美しかったし、曲も好みだったし、

何よりもVoのHitomiさんが書く歌詞が大好きだった。


Moran 「but Beautiful」 Full version

ファンになった時期が遅かったせいか、この曲をどんな思いで作って、歌詞を書いたのかは知らない。

ただ、私は物凄くHitomiさんの書く歌詞に衝撃を受けた。

正気欠いた想い拗らせ

もの悲しく擦り切れていくだけ

こんなにおぞましい感情を

誰が恋と言いだしたんだよ

微温い 誓いに 時々 嘘つき

鬼束ちひろにしてもそうだけれど、全然楽しくなさそうな恋を描く笑

Hitomiさんは「こんなにおぞましい感情」とまで言う。

でも、とてもリアルだ。

きっと恋って、案外こういうものじゃないかとさえ、思う。

理性なんて敵わない、あがら得ない不可思議で苦しい感情を、

「恋」と言うなんて、と。

こんなことをいった輩はどこのどいつだ、と恨みがましく考えてしまう程。

それでもなお美しい(=but beautiful)、だなんて名前を付けたHitomiさんに、

私は盛大に拍手を送りたい気持ちになってしまうんですね。

 

ということで、私にとって「ラブソング」と言えば。

Moranの「but Beautiful」。

 

 

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