つきうさぎ

うさぎ うさぎ なにみてはねる

眩む

先日、雪組の大劇場新人公演が終わりました。

 

私の贔屓は新人公演学年。

彼女にとって、とても大事な公演だったと思う。

いや、新人公演学年の生徒さん達においては、

誰にとっても等しく大事な公演なんでしょうね。

勿論、本公演が大事でない訳ではないけれども、きっと新人公演学年の内は、

新人公演の比重は相当だろうし、何より本公演よりも規模が小さくなる分、

「チャンス」の場なんだろうから。

そう言えば、某男役さんが「正直、(新人公演がある分)本公演は余力を残していた所もありました」と言っていたっけ。

そのくらい、懸けるものが大きい公演なんでしょう。

 

隠しているわけではないですが、大っぴらにしようとも思っていないので、

彼女の芸名や、呼称、学年については触れずに。

贔屓は学生時代、部活でもミュージカルをやっていて、

人見知りではあったけれども、

小さい頃から歌うことはとても好きだった、と言っていたし、

出版物にもそういう内容が載っている。

実際、彼女の魅力はその歌を伴う芝居だと思っている。

役として感情を歌に乗せて表現出来る人。

歌と芝居が乖離しない人。

声質は硬めな印象を受けるので、万人が「良い声」とは思わないだろうけれど、

私は彼女の硬質だけれど良く通る声が大好きだ。

そんな彼女は今回、新人公演で恐らくソロが多めであることが容易に想像が出来るお役を与えられた。

「恐らく」と書くのは、今回は大劇場公演は一度も観ていないし、

観る予定も無いし、ましてや大劇場の新人公演も観ない、し、

感想らしい感想も、1つ、2つたまたま目に入ったものを一読しただけだから。

そう、シャットアウトしているので・・・笑

 

ただ、タカラヅカニュースだけは見た。

泣きそうになった。

何で泣きそうになったのかは自分でも分からない。

観に行けない悔しさや辛さは、

消化するのがすっかり得意になってしまったので、そういう感情の動きではない。

強いて言うなら、まぶしかったから。

通して観たわけではないから、トータルでどんな仕上がりだったのか、

そもそも本公演さえ観ていないから、実際はどんな描かれ方をしている役で、

どんな共通認識がある役か、とかも分からない。

でも、きっと彼女は全うしたんだろうな、ということが伝わってきた。

比較的、「脇だけれど美味しいお役」が多かった彼女にとって、

今回は「派手なお役」だと思う。

そういうお役にまっすぐ立ち向かって、闘った。

そんな目をしていた。私の好きな良く通る声で、堂々と歌っていた。

彼女がどんな想いでそのお役に臨んだのかは分からないけれど、

彼女がその役として、彼女なりに生き抜いたのであろう、

だからこんなにまぶしいんだろう、と思ったら、

すっかり目頭が熱くなってしまった。

前の贔屓は、新人公演なんてとっくに卒業していた学年の頃に好きになったから、

自分がこういう気持ちになるなんて思わなかった。

 

前の贔屓が退団して、3年は経ったこのタイミングでこんなに、

新人公演学年の男役さんのことを好きなるとは思わなかったし、

好きになって気付けた宝塚の楽しみ方、好きになって自覚した自分の感情がある。

新鮮だし、ますます彼女のことが、宝塚が好きになる。

 

2017年も終わろうとするこの月に、ふと感じたことを、とりとめもなく。

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